
副業を始めたい方に、スキルの棚卸しを通じて「教える副業」の第一歩を踏み出す方法をご紹介します。仕事や趣味、独学で得た知識が活きる「教えるタネ」がきっと見つかります。
「教える」ことに興味があっても、「自分に何が教えられるのかわからない」という不安を覚える方は少なくありません。
ですが、心配はいりません!完璧なスキルや資格がなくても、あなたの経験や興味の中には、誰かの役に立つ“教えられること”が必ず眠っています。
今回は特に、レバレッジ(=テコのように、1回の作業で何倍もの収益を生む仕組み)を効かせられる副業を見据えた、“教える”スタイルに注目。それでは早速、あなたの価値を見える化してみましょう!
目次
スキルの「棚卸し」には3つの切り口がある
仕事で使ってきたスキルや専門性を「教える」に変える
業務で当たり前に行なっていることでも、他の人にとっては貴重なスキルです。
経理やマーケティングなどの本業で培った知識は、そのまま副業として請け負うことも可能ですが、それでは時間の切り売りになります。
ここで目指すのは「レバレッジの効いた副業」。つまり、一度作ったコンテンツが繰り返し価値を生む仕組みを作ることです。
たとえば、経理が専門なら「初心者向け経理講座」を動画にまとめて販売する。Webデザイナーなら「テンプレートでつくるLP講座」をPDF教材にして提供する。こうした「知識のパッケージ化」が、継続的な収益を得るカギになります。
専門職でなくても、「のめり込んで調べたこと」が教えられる
何かを苦労して調べたり、比較・検討した経験はありませんか?
- 子どもの夜泣き対策を徹底的に調べた
- ChatGPTの使い方をYouTubeやSNSで追いかけ、自分なりに整理した
- 健康・美容・投資など、特定テーマで情報をストックしてきた
これらは、立派な“知識の資産”です。あなたが試行錯誤してたどり着いたノウハウは、これから同じ壁にぶつかる人にとっては、ショートカットになる資産。
それを体系的にまとめた「情報コンテンツ」とすることで、レバレッジを効かせることができます。
「どっぷりハマっている趣味」「興味のある分野」を体系化して伝える
「好きで続けてきたこと」には、自然と知識や工夫が蓄積されています。
- 釣り・キャンプ・登山などの、ギアの選び方や経験から得たコツ
- ハンドメイドや同人活動など、続けてきた制作のノウハウ
- フルマラソンを完走する体とメンタルの作り方
熱量のこもった趣味の知識は、初心者にとって極めてわかりやすく、親しみやすい教材になります。
実践:あなたの「伝えられること」を棚卸しするワーク
ステップ1:のめり込んだこと・調べたこと・ハマっていることを確認しよう(Yes/Noワーク)
質問 | Yes / No |
興味があって、ネットや本で徹底的に調べたテーマがある | □ Yes / □ No |
独学で試行錯誤したことがある | □ Yes / □ No |
SNSやブログなどで発信したことがある | □ Yes / □ No |
いろんな情報を比較して、やり方を選んだ経験がある | □ Yes / □ No |
「これを最初に知っていたら楽だった」と思うことがある | □ Yes / □ No |
自分の趣味について語り出すと止まらない | □ Yes / □ No |
同じ趣味を始めたばかりの人にアドバイスしたことがある | □ Yes / □ No |
→ 3つ以上 Yes があれば、それは“伝えられる知識”になるタネです!
ステップ2:「自分の中にある、誰かに伝えたい知識」を“言語化”してみよう
次は、あなたの中にある「まとめておきたい」「誰かに話したい」と思った知識を書き出してみましょう。
これは、あなたの頭の中にある“経験”を“伝えられる価値”として整理するステップです。
- 調べたテーマ:(例:子どもの寝かしつけ、ChatGPTの便利な使い方)
- 試したこと・失敗したこと:(例:いろいろ試したけど、結局○○が一番効果的だった)
- なぜそれをまとめたいと思ったのか?(例:過去の自分が困っていたから/よく聞かれるから)
→ このプロセスを経ることで、「コンテンツ化」への道筋が見えてきます。
ステップ3:「誰に」「どんな形で」伝えたいかを考えよう
ここでは、より具体的な“ペルソナ”を想定してみましょう。
- 誰に向けて?(例:育休中のママ/30代の副業初心者サラリーマン/大学生/健康意識が高まった中高年など)
- どんな形式で?(例:ブログ記事/PDF教材/動画レッスン/メール講座)
- どんな反応をもらえたら嬉しい?(例:わかりやすかった!/自分にもできそう!/また次も学びたい!)
→ ターゲットが具体的であればあるほど、伝え方やコンテンツの形も明確になり、結果としてレバレッジの効いた成果につながります。
「まだ学び中」でも、教えることはできる
「自分もまだ勉強中だから、人に教えるのは気が引ける」という人もいるかもしれません。
でも、“1歩先”を歩いているあなたは、初心者にとって理想的なガイド役です。
- 学びながら伝えることで、自分の理解も深まる
- 「同じ目線」で伝えることで、相手にも届きやすくなる
- 完璧な先生ではなく、“一緒に進む伴走者”の方が共感されやすい
まとめ:スキルの棚卸しは、あなたの価値を見つける第一歩
- 「調べた」「まとめた」「試した」経験は、誰かの役に立つ
- 本業スキルも、趣味も、情報収集も「レバレッジの効く資産」にできる
- 一度作れば繰り返し使える“教える副業”は、時間に縛られない自由な働き方に繋がる
- 学び中でも、伝えることは誰かの役に立ち、自分の成長にもなる
→ まずは自分の中にある“伝えたいこと”に気づくことから始めてみましょう。
次回は、そのスキルや知識をどう届けていくか、FAZZYを活用した実践方法をご紹介します。
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